冷えのぼせの改善方法
冷えのぼせとは、手足が冷たいのに、上半身、特に胸、顔、頭はとても暑く感じる症状です。
冷え性の重度の状態です。はな整体院のお客さまでも、20人にお一人くらいはいらっしゃいます。
冷えのぼせならば、温めれば良いのでは?と思いますが、なかなか一筋縄でいかないのが、冷えのぼせのやっかいなところ。
お風呂で温まろうにも、のぼせてしまう。
おまけに、火照りを鎮めるために、冷たいものを飲むのが大好きで、ますます冷えてしまう。
本当は冷たい足なのに、寝るときに、足が暑く感じて、布団から足を出してしまって、ますます冷えてしまう。
上記のような症状があるのに、ご自分を冷えとは無縁の暑がりだと思って、薄着をしている方は、ほぼ間違いなく最重症クラスの冷えのぼせでしょう。
わたしは、施術の現場経験から、冷えのぼせの原因は、お腹の冷えだと感じています。
なぜかと言うと、お腹を徹底的に温めると、ダラダラ止まらないお顔の滝汗が、ピタリと止まるからです。
はな整体院では、施術に光線治療器を使います。
これは、カーボン(炭素)に電流を流しスパークさせて、太陽光線とほぼ同じ性質を持つ光と熱を出すものです。
つまり、人工ひなたぼっこですね。
足裏から、徐々に全身に当てて、体をポカポカにしていきます。
冷えのぼせの方は、足裏を温め始めると、上半身にすごい量の滝汗をかきはじめます。
ところが、施術を一通り終え、体が芯から温まる頃には、上半身の汗はピタリと止まります。
施術の最後に、お腹と背中を、もう一度じっくり温めるのですが、このときには、汗はまったくでません。不思議ですよね。
そして、日常生活に戻っても、次第に上半身の滝汗が落ち着いて来ます。
冷えのぼせが改善されてくると、多くの方が、ようやくご自分の冷えを自覚できるようになります。
暑く感じて、タートルネックの服を着れなかった方が、着れるようになったり、冷たいものを飲みたい欲求が落ち着いたり、良い循環が出来てきます。
冷えのぼせの自覚のある方は、お腹を温める工夫をしてみてください。