歯医者さんに歯ぎしりを指摘されたら
睡眠中に歯ぎしりをしている方が増えています。
首の筋肉の硬さで分かります。
ガチガチの方に、歯ぎしりをしていませんか?
とお聞きすると、たいていYES。
歯医者さんにマウスピースをお勧めされている方も多いです。
歯ぎしりの原因は、よく分かっていないようですが、ストレスが挙げられるようです。
これはあくまでも、整体師としてのわたしの考えですが、歯ぎしりは、ストレスでガチガチの筋肉をなんとかゆるませようとしている体の防御反応ではないかと思います。
毎日の生活にストレスがたくさんあると、体がいつも力んでいます。
慢性化すると、力みが抜けなくなって、背中や首回りの筋肉がガチガチになっていきます。
それが鎧のように癖になっていると、なかなか脱力できない。
睡眠時のように、一番リラックスできているときですら脱力できなくなってくる。
そんなときに、歯ぎしりが起こっているのではないかと思います。
皆さんも経験がありませんか?
整体の施術中や、ストレッチなどのトレーニング中に、
「力を抜いてくださ〜い」
と言われて、え?どう抜きゃいいのさ?!と思うこと。
脱力って意外と難しいんです。
けれど、どんな方でも、例えば、思いっきり力を込めて拳を握りしめてもらって、「ハイ、力を抜いてくださ〜い」
と言われると、自然にふっと脱力できるんです。
つまり、思いっきり力んだ後ならば、人は脱力できるのです。
その仕組みを利用して、歯ぎしりをして、思いっきり力んでから、脱力をさせているんじゃないかと思います。
けれど、やっぱり、歯ぎしりは、しないに越したことはありません。
歯の消耗や、歯茎のダメージからの歯周病につながりますから。
歯ぎしり癖のある方は、ほぼ間違いなく、首や肩もしんどいはずです。
整体やマッサージなどの施術や、ヨガなどのストレッチで、体をゆるませる時間を大切にしてくださいね。
体の過緊張を鎮めることが、大切です。